エリア88を見たら、サッカー傭兵部隊について書きたくなった件

mercenary コラム

部屋の片づけをしていたら、昔読んでいた漫画の単行本が出てきて、
改めて読みふけってしまいました。あるあるですよね。

『エリア88』は、漫画家「新谷かおる」の代表作の一つです。サッカー漫画ではありません。主人公は異国の地で、傭兵として戦いに身を置く、たった1人の日本人です。もちろん、戦闘機のパイロットと、サッカー選手では大きく職業が異なるのですが、異国の海外リーグで、助っ人として期待される姿は、似ている部分があります。

『エリア88』を知らない人向けに、ちょっとネットを検索してみました。イメージに合う動画が、なかなか見つからなかったのですが、粘って1つ見つけました。3分30秒ぐらいの短い動画ですが、雰囲気出ていたので掲載しておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=7LDlBElmZVE
主人公の風間真(カザマ・シン)の機体は、尾翼に「炎の鬣を持つユニコーン」です。
(3分30秒)

今回のコラムでは、アジアを舞台にした、日本人のサッカー傭兵部隊(助っと外国人選手達)について語ります。

 

伊藤壇(いとう だん) 1975年11月3日(44才)

『アジアの渡り鳥』という、異名からしてもカッコイイのですが、その経歴は圧巻です。22の国と地域のリーグでプレーしています。1年に1リーグ在籍としても22年間必要ですから、途方もない記録です。

本当にサッカーを愛している選手だな、と思います。40才を越えても、現役選手として未知の他国リーグに挑戦し、2019年5月に引退。おそらくですが、チャンスさえあれば、まだプレーすると思います。

沢山の国々を巡っているだけあって、インタビューの記事は、非常に興味深いです。
https://www.youtube.com/watch?v=fPtM6etwF7c
(14分19秒)

ちなみに、筆者が「アジアを舞台にした、日本人のサッカー傭兵部隊」で
最初に思い浮かんだのは、この人です。

坂井達弥(さかい たつや) 1990年11月19日(29才)

サムットプラーカーン・シティFC(タイ)に所属しています。

現在のタイ王国は、東南アジアでも屈指のリーグです。過去を含めれば、日本代表の経歴を持つ選手が幾人も在籍していたことがあるリーグですが、現時点でタイ国内に留まる選手で、一番のビッグネームは、ドイツのブンデスリーガでも活躍していた、細貝萌(ほそがい はじめ)選手です。

3点ほど、記事や動画を紹介したいと思います。

まずは、「シンデレラストーリー」となった、
坂井達弥選手の、日本代表デビューに関してです。
本人もビックリしたでしょうが、クラブのファンも驚いたと思います。
(そして、地元クラブのファンは、我が子を見るように見守りました)

http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/football/4937
当時のインタビューを交えた、読みごたえのある、良い記事です。
(約5000文字)筆者としては、今回のコラムで一番おすすめの記事!

続けて、坂井選手の奥様の発信するブログに掲載されていた動画です。
奥様はとても美人で、結婚当時、タレントで元ミス福岡大!です。

元ミス福岡大!のキーワードだけで、視聴者が増えそうな気もしますが、動画の中身が貴重な映像になっています。なんと、タイのクラブチーム内部の映像です。それこそチーム関係者でなければ、撮れない映像ですから、Jリーグのチームと比較して見るのも面白いと思います。

坂井夫婦の公式チャンネルより
https://www.youtube.com/watch?v=tdE66kt56xk&feature=youtu.be
(6分42秒)

最後に紹介するのは、細貝萌選手の記事です。
(このコーナー、坂井選手じゃないの!というツッコミは無しです)

細貝選手は、日本のサッカー選手の中でも、トップクラスの経歴ですから、待遇面で他選手よりも良い可能性はあります。が、それを差し引いても、所属するタイリーグについて、率直な意見が掲載されています。

細貝萌公式ブログより
https://hajime-hosogai.net/archives/2765
選手視点で、現在のタイのサッカーについて語る、貴重な記事です。
(約2500文字)

アルビレックス新潟シンガポール

シンガポールに拠点を置く、Jリーグの『アルビレックス新潟』の下部クラブです。下部クラブといっても、シンガポール国内では、強豪チームです。近年の成績を見ても、リーグ戦3連覇を達成しています。2年連続で国内タイトル4冠ですから、もはやシンガポールを代表するクラブチームとも言えます。

コラムで取り上げたかったのは、チームの理念です。

特にJリーグクラブを契約満了となった若手選手を、積極的に受け入れる姿勢が素晴らしいです。プロのサッカー選手として契約したものの、若くして去る選手は非常に多いです。「受け皿さえあれば」を解消したい!そのために、海外チームまで保持している。その理念が素晴らしいです。しかも、サッカークラブ丸ごとなので、運営や指導者まで含めて育成対象としています。この取り組みは、大きく評価されて欲しいです。

『アルビレックス新潟』様、日本サッカーへの貢献ありがとうございます。

まとめ 《おれたちは外人部隊(エトランジェ)》

「神さまってのはなに考えてんのか。わしには、もうわからんよ。」

「かんたんさ… 人には希望を…
 男には勇気を… 女には愛を…
 子供たちには未来を… 老人たちには安らぎを…。
 
 おれたちみたいなカラスどもにはサッカーボールを…与えてるのさ」