大活躍の伊東純也
『2022 FIFA ワールドカップ カタール アジア地区最終予選』において、現時点で日本代表のMVPを選ぶなら、間違いなく『伊東純也』です。
率直に申し上げて、活躍度の割にマスメディアの取り上げ方が少ないと感じています。
もし『伊東純也』が日本代表にいなかったら、今の日本代表チームは苦境に立たされたままです。戦術伊東と言っても過言ではないほど、今回のアジア最終予選では大活躍です。
ヴァンフォーレ甲府の選手だったこともあって、そっと見守りたい気持ちも強いのですが・・・、なんだかんだ言って、今や本物のスターです。改めて特集を組みたいと思います。
まずは貴重(?)な、プロ選手としてスタートする直前のインタビュー記事から。
伊東 純也 21歳
「不安はありますけど、なんとなくやれるんじゃないかなと思っています」
リンク先に、当時の写真が掲載されていますが、すごく初々しいです!
注目すべきは、
「Jリーグチームとの練習試合などを通じて、プロとアマチュアの実力差は紙一重だと感じている。」
の部分です。プロに入る前から大活躍しそうなコメントです。
ポジション争いで『伊東純也』に挑む!
柏ユース上がりの高校生が『伊東純也』に挑んだときのコラム記事がありました。伊東純也が、柏レイソル在籍していたときの話です。
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?349246-349246-fl
元の記事はゲキサカですが、Yahoo!のコメントも面白いので、そちらも併せて掲載しておきます(記事は同一)。Yahoo!のコメントは、辛口のものが多い印象ですが、今回の記事に関しては「競争相手が伊東純也なら、しょうがないよねー。」みたいな、コメントばかりです。ある意味、ほほえましい光景です。
デビュー当時の記事と、スカウト視点の記事
ここで、もう1つ、懐かしい記事を上げておきます。
『伊東純也』がプロ選手としてスタートしたときのコメントです。
筆者はヴァンフォーレ甲府のサポーターですから、当然、そのときの記憶をたどります。
2014年09月16日
神奈川大学 伊東純也選手 来季新加入内定のお知らせ
コメント:「この度、ヴァンフォーレ甲府に加入することになりました伊東純也です。小さい頃からの夢であったプロサッカー選手になることが出来たことを嬉しく思います。自分の得意なプレーは、スピードに乗ったドリブルでゴールに繋がるプレーをすることです。その特徴を活かして1日でも早くチームの勝利に貢献できるように日々努力していきたいです。よろしくお願いします!」
ヴァンフォーレ甲府
ヴァンフォーレ甲府から(ここ大事!)、日本代表のエースまで駆け上がりました。
サポーター冥利につきます。やっぱり在籍していた選手が日本代表に選ばれると嬉しいです。
次に紹介するのは、スカウトの視点の記事です。
『伊東純也』の大学時代は、それなりに目立っていたのですが、スカウト網に引っかからなければ、プロ選手にはなれません。実際にスカウトを担当した方のコラム記事があったので、紹介したいと思います。
どちらの記事を読んでも、スカウトの視点だと『伊東純也』を発掘した!という感じではありません。むしろ淡々としています。日本代表まで駆け上がった選手達も、J2の時点でその実力はあったんだよ(※)といった感じです。
※追記
(伊東純也の甲府在籍時はJ1です。紹介しているインタビュー記事の内容がJ2視点になっていますが、2013年から2017年までヴァンフォーレ甲府はJ1です。J2に在籍していたのは2012年の佐々木翔です。佐々木翔も翌年の2013年からずっとJ1です。なお、稲垣祥のプロデビューは2014年なのでJ2ではプレーしていません。)
実際、日本代表の香川真司もJ2からドルトムントのエースですし、ブラジル代表のフッキもJ2で大活躍して、ポルトガルのFCポルトへ移籍しています。冨安健洋もJ2からベルギー(イタリア・イングランド)です。
いつか凱旋してくれるのだろうか?
話は飛びますが、ヴァンフォーレ甲府を応援していて、J2の試合で別格だと思った対戦相手の選手は田中マルクス闘莉王です。まだ日本代表になる前で、水戸ホーリーホックに在籍していた頃ですが、両チームあわせて試合を支配するレベルで目立ってました。守備的な位置で起用されていたのですが、ピッチを縦横無尽に駆け回り、ポジションどこ!って感じで目立ってました。ヒートマップがあったとしたら、ピッチ上のいたる所で真っ赤になっていたハズです。
しばらくしてから、日本代表に選出されたのですが、さもありなん、という感じでした。
なお、カテゴリーもチームも別ですが、あの小野伸二よりも目立ってました。ちなみに小野伸二を甲府のホームで目撃したときは、バスから降りてきた時点でアドレナリンで溢れていましたが・・・。はい、『伊東純也』に戻ります。
今の伊東純也はオーラがあります。甲府のホームスタジアムである小瀬には戻って来るようには思えませんが、どこかのタイミングで凱旋してくれるかも、と淡い期待を抱いています。
凱旋という意味では、ヴァンフォーレ甲府のサポーターとしては、柏好文(現・広島)の方が、地元出身の選手なので、いつか戻ってくるのでは?と期待していたりします。柏好文は、時期とタイミングさえ合えば、日本代表や海外のトップリーグも狙えた逸材だったと思います。(日本代表のMF争いは熾烈なので難しかったかも知れませんが・・・。)
JFA公式のプレーヤーズヒストリーに登場!
最後に『伊東純也』特集の締めくくりとして、JFA公式の記事を紹介します。
このコラムの冒頭で紹介した、大学を卒業した頃の写真と見比べると、違いは歴然としています。写真1つでも、選手としてのオーラが違います。今や日本代表で戦術伊東と称されるほどのアタッカーです。カッコいいです。
〜プレーヤーズヒストリー〜
第11回 伊東 純也